文献詳細
文献概要
発言あり
自由課題
著者: 生田恵子 大塚知雄 加納克己 久常節子 渡部正
所属機関:
ページ範囲:P.781 - P.783
文献購入ページに移動保健所の母子保健に係わる時代は終わったと言われ,その再編成が求められているが,保健所における母子保健の役割は本当に終わったと言えるのだろうか.
確かに母子保健の水準を示す各種の数値は改善され,先進諸国の中でも上位を占めるに至った.しかし,核家族化の進行や居住環境の変化,地縁,血縁関係の稀薄化,女性の社会進出や意識の変化等により.世代間の断絶や育児の仕方などの違いからくる亀裂が生じている.その一方では,子育てに対する母親への期待感が一層大きくなっている.
掲載誌情報