公衆衛生50巻8号

1986年08月発行

日本列島

仙台市のがん死亡頻度を考える

著者： 土屋眞¹

所属機関： ¹仙台市衛生局東保健所

ページ範囲：P.544 - P.544

仙台市
　成人病予防法ともいえる老人保健法の施行以来，がん対策もやりやすくなったが，受診率の向上問題や，同法以外のがん検診をどうするか，など多くの課題が残されている．
　ことに5年間，毎年，胃集検を受けた者ががんになった場合，早期癌の占める割合は80％にもなると報告（東北大学・公衆衛生学・久道茂教授）されているだけに，受診率の向上策は重要である．