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地域活動レポート
名古屋市感染症サーベイランス情報からみた麻しんの発生状況—昭和59年発生を中心として
著者: 神谷三千緒1 多田利明2 山田稔2 藤原重子2 川越くに子2 山中克己3 金田誠一3
所属機関: 1名古屋市東保健所 2名古屋市西保健所 3名古屋市衛生研究所
ページ範囲:P.637 - P.639
文献購入ページに移動感染症サーベイランス事業は,その疾病をコントロールすることを目的として始められた.なかでも予防接種対応のできる疾病の情報は,予防接種計画の指標となるべきものであるが,サーベイランス情報は1歳未満,1〜4歳,5〜9歳と全対象疾病が一律の年齢区分で集計されているために,麻しんについては,発生の中心となっている1〜4歳間の状況が判明せず問題となっている.
また,地域ごとに定められている患者定点からの情報は,定点のカバー率の違いから,発生の地域比較,ことに小地域間の比較が難しくその解析方法の検討が課題となっている.
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