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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生51巻11号

1987年11月発行

文献概要

レポート

WHOの「ヘルス・プロモーションに関する憲章」

著者: 郡司篤晃1

所属機関: 1東京大学医学部保健学科保健管理学

ページ範囲:P.797 - P.802

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1.オタワ憲章の経緯と位置づけ
 1986年11月17日から21日まで,WHO及びカナダ政府,カナダ公衆衛生協会の主催による国際会議が開催され,「ヘルス・プロモーションに関する憲章」を採択した.この憲章の位置づけは次の通りである.
 現在WHOは「2000年までにすべての人に健康を」というスローガンの下に諸活動を展開しており,1978年9月には,アルマ・アタにおいてプライマリー・ヘルス・ケアに関する宣言を行った.しかし,これは主として開発途上国を対象としたものであったのに対し,今回のヘルス・プロモーションに関する憲章は,その前文にもある通り,主として先進工業国を対象にしたものである.そして,これこそが,これらの国々における新しい公衆衛生であるとするのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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