icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生51巻12号

1987年12月発行

文献概要

特集 訪問看護

英米における訪問看護

著者: 島内節1

所属機関: 1国立公衆衛生院衛生看護学部看護技術室

ページ範囲:P.860 - P.866

文献購入ページに移動
■はじめに
 わが国では,人口高齢化,慢性疾患患者の増加,障害をもって生きる人々の増加などにより,在宅ケアを必要とする対象者が増えている.老人保健法によって訪問指導の制度化と,低額ではあるが料金化されたことで,訪問看護は在宅ケア体制やこれを支える条件がほとんどないなかでも拡大しつつある.また老人保健施設や訪問看護等在宅ケア総合推進事業としてのモデル事業への取り組みをめぐって,訪問看護は国の政策的な意味でも大きなステップを迎えた時期といえる.今後わが国の訪問看護は保健医療福祉政策に伴って,どのような歩み方をし,どのように歩むことが望ましいのであろうか.これらの示唆を得るために,医療制度を国営化したイギリスと行政・民間のさまざまな組織が入り組んで商業化した部分をもつアメリカ合衆国の訪問看護を中心に,在宅ケアの歩みとその実際について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら