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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生51巻2号

1987年02月発行

文献概要

特集 老人保健法—4年が経過して

高知県における保健事業の現状と問題点—一般健康診査の標準化への試み

著者: 石川善紀1

所属機関: 1高知県中央保健所

ページ範囲:P.90 - P.94

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■はじめに
 本稿では高知県における一般健康診査の取り組みを中心に,老人保健法施行後の問題点を述べてみたい.
 高知県は人口84万人,面積7,100km2で四国南部を扇状に広がる山間部と長い海岸線を持つ県である.本県は脳卒中死亡率がほぼ毎年全国第1位,標準化死亡比も西日本第1位と高いこともあり,脳卒中対策が重要視されてきた.産業構造も第1次産業中心で,労働,生活習慣,自然環境等に脳卒中の発症要因が数多く存在している.このような中で,地域での脳卒中対策のモデルとして昭和44年より,県中東部の野市町において,筑波大学,大阪府立成人病センターの指導協力で脳卒中予防活動が開始され,その結果,地域レベルでの脳卒中予防が可能なことが明らかにされた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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