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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生51巻3号

1987年03月発行

文献概要

特集 胃癌—その知識と対策のために

胃集検の目的と意義

著者: 渕上在彌1

所属機関: 1癌研究会附属病院検診センター

ページ範囲:P.177 - P.182

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■胃癌の予防
 本邦における癌死の中で,男女共に最も多い胃癌死を減らすための予防対策としては,図1の久道1)の図に示すごとく,1次予防(発生の予防)と2次予防(進展の予防)の二つがある.
 すなわち,もし健康な個人が,加齢と共に胃癌死すると仮定した場合,それを防ぐためには,まず胃癌に罹患することが避けられるならば,これに勝ることはない(1次予防).しかし不幸にして胃に発癌したとしても,転移の少ない早期胃癌の時期に発見し,手術したならば,これまた永久治癒が期待されるのであり,癌死から免れることができる(2次予防).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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