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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生51巻3号

1987年03月発行

文献概要

特集 胃癌—その知識と対策のために

川崎市における胃がん検診の現状と評価

著者: 吉田貞利1

所属機関: 1川崎市がん検診センター

ページ範囲:P.190 - P.196

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■はじめに
 川崎市におけるがん対策は昭和36年県の補助事業として事業化された「がん相談事業」がそのはじまりであるが,本格的にがん対策事業として開始されたのは,昭和41年4月に川崎市がん検診センターが設置されてからのことである.
 本市のがん対策の基本的な考え方としては,市民に対し「がん」の啓蒙普及活動および受診希望者の把握などの業務は各保健所が担当し,実際の検診業務はがん検診センターが行い,これらの連絡調整は衛生局が行うという三者のチームワークによる検診体制をしき,一次検診(集団検診)からそれに続く二次検診(精密検診),そして事後管理に至るまで徹底して行う一貫した検診システムである.そしてすでに20年もの実績を作り上げ,市民生活のなかに浸透し,がん撲滅のために貢献してきている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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