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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生51巻4号

1987年04月発行

文献概要

特集 思春期

十代妊娠の実態と対策

著者: 小平良貞12

所属機関: 1高崎市医師会 2小平産婦人科医院

ページ範囲:P.232 - P.238

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 近年,身体的あるいは社会的環境などの影響によって,性の早熟化,性経験の低年齢化傾向が見られるといわれ,このための性非行や十代妊娠の増加などが識者の重大な関心事になっている.
 その中で,特に十代妊娠は大多数が未婚,就学中であり,人工妊娠中絶をせざるを得なくなるケースがほとんどで,更にまた中絶時期を失して「望まざる出産」となる場合も多い.これら十代妊娠の中絶や出産が,その後の生涯にわたって,肉体的あるいは精神的ハンディキャップとなって,健康を阻害することは,個人はもちろんのこと,国家社会にとってもはなはだ寒心に耐えないところである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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