icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生51巻8号

1987年08月発行

文献概要

特集 公害とその後

ヒ素による健康影響とその後

著者: 常俊義三1

所属機関: 1宮崎医科大学公衆衛生学

ページ範囲:P.530 - P.537

文献購入ページに移動
■はじめに
 ヒ素,あるいはその化合物は,1800年代より,急性感染症,喘息,乾癬の治療薬(ホーレル水),梅毒の治療薬として用いられ,また,近年では殺虫剤,殺菌剤として用いられたことにより農作物,家畜のヒ素化合物の検討が行われ,更には,半導体素子の材料として使用されていることから,半導体素子製造に従事する従業員の毛髪中のヒ素含有量についての測定が行われている.
 ヒ素暴露による人体影響については,医薬品服用者にみられた影響,ヒ素製造工程に従事する従業員についての影響,食品製造過程での食品汚染による影響,台湾,アルゼンチン,チリ等でみられた井戸水汚染による影響など数多くの報告がみられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら