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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生51巻8号

1987年08月発行

文献概要

特集 公害とその後

油症その後

著者: 吉村健清1

所属機関: 1産業医科大学臨床疫学教室

ページ範囲:P.544 - P.549

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■はじめに
 油症事件は,昭和43年に福岡県,長崎県を中心として,汚染食用油の摂取によって起こった食中毒事件である.この事件が単なる食中毒事件にとどまらず,世界的に大きな衝撃を与えたのは,油症の原因物質と考えられていたPCBが,世界的に重要な環境汚染物質として注目されていたからである.
 本稿では,油症についてこれまでの経緯を簡単に述べ,油症にかかわる問題点のいくつかについて言及する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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