icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生51巻9号

1987年09月発行

文献概要

特集 運動と食生活

運動・栄養・休養とはいうけれど—運動をすすめる難しさ

著者: 浅見俊雄1

所属機関: 1東京大学教養学部保健体育研究室

ページ範囲:P.593 - P.598

文献購入ページに移動
■はじめに
 健康な生活を送るためには,運動・栄養・休養の3本柱をバランスよく適切にとるのが大切であるというのは,健康指導の上での決まり文句となっている.しかし,言うは易く行うは難しというか,「わかっちゃいるけど」というのが健康に対する実際の行動であるといってよいだろう.
 以前,健康に関して一般市民を対象としたシンポジウムが行われた時のことである.このシンポジウムには,内科(循環器)の医者,栄養学者,精神科の医者,そして筆者も講師として参加した.シンポジウムでは,内科医は食塩摂取と高血圧の関係を中心に(場所は東北地方であった),栄養学者は食生活での栄養のバランスの問題を,精神科医は精神的ストレスへの対処の仕方を,そして筆者は日常生活の中での運動のすすめを説くというのが内容であり,これらを総合して,参加者に健康的なライフスタイルの設計を考えていただこうという趣旨であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら