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特集 運動と食生活
健康・体力づくりのための運動の普及
著者: 青木高1
所属機関: 1(財)健康・体力づくり事業財団
ページ範囲:P.605 - P.609
文献購入ページに移動この数年の間に急成長を遂げた産業のひとつに,アスレチック産業があります.現在すでに600カ所,見通しとしては3,000カ所に達し,1兆円に迫る一大産業に乗し上がる気配さえうかがえます.このように国民の間に運動を志向する動きが強くなっています.これに対応するかのように厚生省も,運動に意欲的に取り組みつつあります.62年度中に運動を生活に取り入れるうえでの目安となる運動所要量の策定を行いますし,運動指導者の養成というマンパワーの充実にも,強い姿勢を示しています.そして老若男女を問わず,ジョギング,エアロビクス,ヨガ,体操と様様な運動に汗をかいています.
先般発表された「レジャー白書'87」でも,運動ブームを知ることができます.レジャー活動の中での参加人口をみると,体操3,780万人,ピクニック・ハイキングに3,700万人,海水浴に3,700万人,ボウリングに2,890万人,ジョギングに2,690万人というように,多くの国民が運動に親しんでいます.なぜ,それだけの人が運動に参加するようになったのか,その理由は次の四つに集約されるでしょう.
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