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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生52巻1号

1988年01月発行

文献概要

調査報告

名古屋市で販売されているサワガニの宮崎肺吸虫寄生状況

著者: 千種雄一1 塩飽邦憲1 角坂照貴1 金子清俊1

所属機関: 1愛知医科大学寄生虫学教室

ページ範囲:P.69 - P.71

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はじめに
 従来人体肺吸虫症としてはウェステルマン肺吸虫Paragonimus westermaniによるものが知られていたが,1974年に宮崎肺吸虫P.miyazakiiによる初の人体症例が報告されて1)2)以来,100例以上の症例報告がなされている3).本症の多くは飲食店で供されるサワガニの生食によることが知られている.しかも,最近は流通機構の発達や食生活の多様化に伴ってサワガニが一般の小売店でも販売されるようになってきている.
 筆者らは,名古屋市内の5店舗で食用または愛玩用として販売されているサワガニについて,肺吸虫メタセルカリア(以下Mcと略す)の寄生状況を調査したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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