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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生52巻2号

1988年02月発行

文献概要

トピックス

母子間感染予防—最近の動き

著者: 平山宗宏1

所属機関: 1東京大学

ページ範囲:P.113 - P.117

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■はじめに
 人類は何千年かにわたる病原体との戦いの後に,痘そうを地球上から根絶するのに成功し,またペスト,発疹チフスなどの伝染病を制圧することができた.しかし一方では,新しいウイルスによる新しい感染症も次々に発見されている.
 これらの新しい病気の発生地(発見地)はアフリカが多く,ラッサ熱,エボラ熱などの致命率の高い熱帯性出血熱は幸い局地的発生でおさまっているが,出血性結膜炎(エンテロウイルス70型・学校伝染病)は短期間のうちに全世界に広まっている.手足口病も30年ほど前から気付かれた新しい病気で,その病原体の一つエンテロウイルス71型は発生地は不明であるが,これも新しいウイルスである.
 

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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