文献詳細
文献概要
保健行政スコープ
今後の健康づくりと課題
著者: 村上茂樹1
所属機関: 1厚生省保健医療局健康増進栄養課
ページ範囲:P.138 - P.139
文献購入ページに移動近年,適度な運動が血圧を下げたり,血中HDLコレステロールを増加させるなど,健康づくりのために有効であることがわかるようになり,また,国民の間でも,余暇時間の拡大に伴ってジョギングやエアロビック体操など,健康づくりを目的として運動を行う人が増えてきている.さらに,アスレ・ヘルスクラブといった民間の運動施設も年間200施設のペースで急増するようになってきている.しかし,これに伴って運動中の突然死の問題や,過度の運動による障害など,運動に起因する問題も提起されるようになってきており,しっかりとした健康管理に基づいた適切な運動を普及することが必要となっている.
掲載誌情報