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特集 公衆衛生の新しい展開と団体活動
宮城県対がん協会
著者: 菅原伸之1
所属機関: 1宮城県対がん協会がん検診センター
ページ範囲:P.306 - P.309
文献購入ページに移動がん征圧運動の拠点となるべく宮城県対がん協会が昭和33年9月に設立されて,今年で30年を迎える.
その設立主旨は,わが国におけるがん死亡の半数を占める胃がんと子宮頸がんを制圧することにあるとし,当時の治療成績からみて早期発見と早期治療すなわち二次予防対策の推進を最重点事業に掲げ,公益事業としての民間の予防医療機関として創始された.そして,創立2年後の昭和35年には,わが国で最初の胃検診用X線間接狙撃撮影装置を開発し,車両に搭載した検診車を創製し,胃集団検診の実用化を全国に先駆けて実施した検診機関でもある.
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