文献詳細
衛生公衆衛生学史こぼれ話
文献概要
戦前はポリオは珍しく 小児麻痺の名称かふさわしく,小児伝染病の1種とみなされていたか,まれにしか発生せず,試験の山にはならなかった.ところが大戦後,わか国のあちこちでポリオか発生し,1960年には北海道て人口10万対31.8,患者数5,600名という大流行か見られ,内地から"鉄の肺"か空輸されるという騒ぎとなった.
ポリオの病原ウイルスは咽頭で増殖し,飛沫感染が短期間みられ,ついてウイルスは腸管に定着し,糞便とともに排出されて経口感染を起こす 実際には糞便による経口感染のほうが問題である.
ポリオの病原ウイルスは咽頭で増殖し,飛沫感染が短期間みられ,ついてウイルスは腸管に定着し,糞便とともに排出されて経口感染を起こす 実際には糞便による経口感染のほうが問題である.
掲載誌情報