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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生52巻5号

1988年05月発行

文献概要

特集 公衆衛生の新しい展開と団体活動

摂津市在宅栄養士会

著者: 寺尾敦史1

所属機関: 1大阪府立成人病センター集団検診第一部

ページ範囲:P.324 - P.326

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■はじめに
 老人保健法の施行に伴い各市町村自治体は,積極的に保健事業に取り組むことが求められている.各種事業の実施に際して,有能な人材を集めることは必須の条件である.ことに保健事業においては,保健医療の専門的知識・技術を必要とする活動がその中に多く含まれ,事業の実施にはそれらの知識・技術を持った者の協力を求める必要がある.例えば,今後ますます必要度が増すと考えられる健康教育の中で,一つ栄養指導を取り上げた場合,この専門家の役割を果たすのは栄養士であろう.だが,現在,その担い手である栄養士を,市町村自治体が十分確保することは難しい情勢にある.
 一方,栄養士は,資格を持っている者の数に比べてその職場は少なく,一旦離職などすると,たとえその意志はあろうとも,資格を生かすことは難しいという現況にある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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