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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生52巻6号

1988年06月発行

文献概要

活動レポート

保健所における乳房相談事業の取り組み

著者: 櫛谷三郎1 山崎イト2 塚野和子2 佐藤由美子2 小山歌子2 長沢京子2 川又令枝2

所属機関: 1巻保健所 2巻保健所保健婦室

ページ範囲:P.419 - P.421

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はじめに
 近年わが国の乳がんによる死亡は,生活様式の変化や社会環境の変化により年々増加している.新潟県では乳がんによる死亡は年間70〜80人でほぼ横ばいであるが,手術数は昭和47年には約260人,昭和58年には約300人,昭和60年には400人を越えて増加の一途をたどっている.乳がんは他のがんと違って大多数が増殖がゆっくりで,また体表にあるため自己検診により早期発見が可能という特色がある.
 当保健所管内では昭和60年ごろまでは,一部の市町村で単発的に乳がんの健康教育を実施していた.しかし,専門医の確保が難しいことから,より積極的な早期発見のための自己検診法の指導や,乳房検診は行われていなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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