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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生52巻6号

1988年06月発行

文献概要

調査報告

保健所デイケアにおけるグループ形成について

著者: 天野薫1 岡本祥成2

所属機関: 1岐阜市南保健所 2岐阜大学公衆衛生学教室

ページ範囲:P.422 - P.426

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はじめに
 保健所におけるグループ活動について,渡嘉敷ら1),2)は就労を直接の目的とせず,社会生活の持続を図ることが目的であると述べている.グループの機能としては,社会の中での生活の時間を延長する一つの手段・方法であり,生活の場を広げ体験の場を確保していく援助である.従って,そこでは,単に社会性や生活技術性の訓練だけではなく,メンバー相互の支え合いが重要なこととなってくると述べている.
 また,柏木は3)デイケアを集団療法と考え,デイケアに来ることによって,無為自閉の傾向の助長を防ぐと共に,社会参加ができるようになることを目的とし,構成員(メンバー)が成長していくのは「集団」の力であると述べている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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