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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生52巻7号

1988年07月発行

文献概要

特集 現代の食生活

子供と食生活

著者: 村田光範1

所属機関: 1東京女子医科大学附属第2病院小児科

ページ範囲:P.442 - P.445

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はじめに
 子供と食生活というと,筆者のように小児科医であれば,どうしても子供と栄養という観点に立ち勝ちである.しかし,よく考えてみると栄養は食生活を通して子供の体に取り込まれるのであり,食生活を抜きにしては子供の栄養を考えることができない.にもかかわらず,栄養に重点が置かれていたのは,かつては子供に与えるのに十分な栄養がなかったことが大きな理由であったと思われる.ところが,最近では飽食の時代といわれるほどに食べるものが豊富になっており,これに加えて先進国型生活様式である都市型文化生活が日本の隅々まで普及,発展していることが,子供の食生活に大きな影響を与えており,食生活自体が健康維持増進のみならず,時には逆に健康障害につながるという意味で重要になってきたのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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