icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生52巻7号

1988年07月発行

文献概要

特集 現代の食生活

消費市場の成熟化と分化

著者: 三島徳三1

所属機関: 1北海道大学農学部農業経済学科

ページ範囲:P.450 - P.452

文献購入ページに移動
■量から質の時代に
 いうまでもないが,商品の受け皿としての消費市場は時代とともに移り変わる.昭和20年代,この時代はモノも不足していたし,国民も貧しかった.したがって,買いたくても"買えない時代"であったのである.
 経済白書が「もはや戦後ではない」と高らかに宣言した昭和30年を起点にわが国の経済は高度成長に突入し,消費市場もようやく"買える時代"を迎えることになった.昭和30年代の後半には一般の家庭にもテレビや冷蔵庫,洗濯機が普及し,庶民は歴史上初めて欧米的な文化生活を享受することができるようになった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら