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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生53巻1号

1989年01月発行

文献概要

特集 「健康診断」の新しい動向

母子の健康審査とスクリーニング検査

著者: 平山宗宏123

所属機関: 1日本総合愛育研究所 2東京都母子保健サービスセンター 3東京大学

ページ範囲:P.27 - P.30

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■はじめに
 わが国の乳児死亡率は出生千対5(1987年)となり世界でも最も低くなった.また少産少死の定着によって高齢化社会が確実に到来しつつある.このため老人問題は社会的に重要となり,老人保健法の制定によって市町村の保健業務は,高齢老対策に多くの力を割かなくてはならなくなっている.しかしそれだけに母子保健の重要性はますます大きくなってきているというのが,われわれの認識である.そして諸般の情勢の変化を考慮しても地域における母子保健サービスの中で,健康審査の占めるウエイトは大きい.ここでは健康審査(以下健診)の基盤にある地域・家庭の変化の問題点を含めて,また付随する検査のことを含めて,現在および今後の母子の健診の問題を考えることとしたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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