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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生53巻10号

1989年10月発行

文献概要

特集 温泉と健康づくり

健康づくりと温泉の活用—クアハウス

著者: 冨士正夫12

所属機関: 1国立白浜温泉病院 2錦秀会阪和泉北病院

ページ範囲:P.679 - P.681

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 最近になって,温泉療法や温泉の健康のための利用が見直されてきた.その現れとして温泉の様々な入り方,浴槽に種々の装置や工夫を取り入れた,いわゆる日本流のクアハウスが所々に出来て来ている.
 戦後,一般大衆の娯楽や,老人の慰安のために浴場や一寸した舞台や宴会場をもった施設が出来,ヘルスセンターと称し,特に温泉地でない所でも遊園地も兼ねて造られ,流行になった.ご存じのようにヘルスセンターとは保健所のことで,全く意味が違うのだが,日本式外来語を見事に作り出している.クアハウスも全くこの場合と同様で,日本的クアハウスとして,勝手に名前が歩いているように思える.ここで用語として一応常識的な定義をしてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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