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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生53巻10号

1989年10月発行

文献概要

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病気の姿をデータで読む(4)—自殺—社会の色合い

著者: 倉科周介1

所属機関: 1東京都立衛生研究所環境保健部

ページ範囲:P.716 - P.718

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 世代マップ上に描き出された総死亡の地形図は,死亡の地表地形といえるかもしれない.地表の下にさまざまな地層が重なっているように,さまざまな死因による死亡が層をなして堆積した結果が,総死亡という地表の景観をかたち作っているのである.ではこれから,個々の死因を,厚みと広がりを持った地層として取り出して,その地形を眺めてゆくことにしよう.細菌感染症が死因地層としての意味をほとんど喪失してしまった後,戦後日本の死亡地形はどんな死因によって構成されて来たのだろうか.
 まず,自殺から考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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