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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生53巻10号

1989年10月発行

文献概要

海外事情

アメリカ合衆国CDCの新Biosafety Level 3,4実験室

著者: 宮崎元伸12

所属機関: 1 2

ページ範囲:P.719 - P.722

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●はじめに
 Centers for Disease Control(以下,CDC)は,疾病の予防と健康の増進を行うことを責務としているアメリカ合衆国Public Health Serviceの政府機関で,科学や公衆衛生など約170の異なる分野約4,500名が働いている.本部はジョージア州アトランタのエモリー大学近くの丘の上にあり,州や地方の保健部局,他の合衆国政府機関,あるいは諸外国の機関等と仕事を行うと同時に,疾病の原因等の理解のためのプログラムや発生時の予防方法の開発,緊急時の援助などに対応することも目的としている.
 新しい実験室が所属しているCenter for Infectious Disease(以下CID,図1)は,CDC(図2)が持つ六つのCenter,八つのOfficeのなかでも最も大きな組織であり,その中には六つのDivision,二つのOfficeそして三つのProgram(エイズプログラムも組織上はここに属する)を抱え,公衆衛生上重要な様々な感染症の同定,研究,診断,予防そして管理を行っている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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