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日本列島
C型インフルエンザウイルスを細胞から分離—仙台市
著者: 土屋眞1
所属機関: 1仙台市衛生局泉保健所
ページ範囲:P.732 - P.732
文献購入ページに移動このたび,仙台市衛生研究所(角田所長)では,C型インフルエンザウイルスを,発育鶏卵から分離しただけでなく,MDCK細胞を用いた分離に成功した.これは世界で初めてであり,近く学会に発表するという.分離・同定には,C型の研究の先駆者である山形県衛生研究所の協力を得たとのこと.また時を同じくして,国立仙台病院でも他の細胞を用いて,C型を分離したと聞く.この細胞を用いた分離方法は,発育鶏卵の使用法よりも,培養されてあるので手がかからず,操作が簡単で時間も短く,安価とのことだ.C型インフルエンザの証明が早くなされることは,防疫上の意義が大きい.
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