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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生53巻12号

1989年12月発行

文献概要

発言あり 地球の温暖化

環境づくりとライフスタイル,他

著者: 小泉明1

所属機関: 1国立公害研究所

ページ範囲:P.797 - P.799

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 大気中の二酸化炭素(CO2,炭酸ガス)の濃度が増加して地球の温暖化が進行するとの指摘は,すでに前世紀からなされていた.産業革命前に280ppmであったと推定される大気中CO2濃度は,徐々に増加を続け,1986年には345ppmに達している.そして,地表大気の温度は過去1世紀間に0.3〜0.7℃高くなり,またその結果として海水面が100〜200mm上昇したといわれている.
 炭素循環の視点からみた大気,海洋,生物圏相互間のCO2収支がわずかに変化しても,大気中CO2の増加がおきる.また発生したCO2の約半分は大気中に残留し,その残りは多分海洋に吸収されるとみられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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