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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生53巻12号

1989年12月発行

文献概要

保健所活動の新しい展開

保健所医師の活動から

著者: 石橋幸滋1

所属機関: 1藤沢保健所

ページ範囲:P.860 - P.863

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◇はじめに
 保健所は今変わりつつある.保健所の見直し論が高まる中で,今年6月に地域保健将来構想検討会の意見書が出た.その中には,保健所が今までの結核を中心とした感染症予防や母子保健行政から,成人病や精神疾患,健康教育,健康増進,そして21世紀をにらんだ新しい公衆衛生機関へと脱却していく必要性が示唆されている.特定保健所構想や政令市保健所への移管推進なども,これからの保健所を考えていく上で,大きなターニングポイントの一つであろう.
 このような新しい動きの中で,保健所医師の果たすべき役割はますます重要になってきている.保健所の医師は,大きく分けて二つの役割を持っている1).それは,医師として果たす役割と保健所の所長または管理職として果たす役割であるが,ここでは保健所が果たすべき機能と現在筆者が行っている活動を基に,医師としての役割を中心に考えてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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