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雑誌目次

雑誌文献

公衆衛生53巻2号

1989年02月発行

雑誌目次

特集 労災医療と公衆衛生

労災医療の動向—日本災害医学会と労災病院から

著者: 石川浩一

ページ範囲:P.76 - P.80

 労災医療の概況を,まず傷病数の統計,次いで全国労災病院の関与,さらに日本災害医学会の活動という3方面から述べることとする.

労災医療と労災病院

著者: 関清

ページ範囲:P.81 - P.84

■はじめに
 労災病院は,国の政策により,国の資金を受け,労災医療を役割として作られ,これまで大きな成果を上げてきた.しかしその後,労災病院における労災患者の割合が激減し,その特色が薄れ,存在意義も減少してきた.そのため,さらに新たな役割を求め,現在それに向かって前進しているところである.
 労働福祉事業団は,昭和62年1月,「労災病院が担うべき役割等に関する指針」という小冊子によって管轄下の38労災病院に,その担うべき新たな役割を明示した.この小冊子は,事業団の前理事長,藤縄正勝氏の提唱された哲学に基づき作られた原案を,各労災病院及び労災病院長会議における討議を経て,一部修正の上,作成されたものである.もちろん,筆者もその内容には賛成なので,本文の主題と関係ある部分については,この小冊子及び藤縄氏の数篇の論文を参考にして解説を行った.あらかじめお断りしておきたい.

海外業務と感染症

著者: 黒谷一郎

ページ範囲:P.85 - P.89

■はじめに
 近年,日本企業の海外進出に伴い,海外で働く労働者が急速に増加している.法務省出入国管理統計年報によれば,業務を目的として海外へ渡航する者は,昭和50年には約365,000人であったものが,昭和60年には約762,000人と10年間で2倍と急増している.
 こうした状況の中,日本人労働者は,技術指導などの目的のため開発途上国へ赴く場合も少なくなく,その結果,通常日本国内では感染リスクがないかまたは著しく低い感染症にり患する事例が見られるようになってきた.昨年,新聞等で報道されたラッサ熱などは記憶に新しいと思う.

ストレスによる業務上の疾病

著者: 金子仁郎 ,   小西博行

ページ範囲:P.90 - P.94

■はじめに
 ストレス(正しくはストレッサー)因子は物理・化学的ストレス,生物学的ストレス,社会・心理的ストレスに3分類することができる.負傷,振動,騒音,有機溶剤等の物理・化学的ストレス,結核などの細菌,ウイルス等の生物学的ストレスはいずれも労働環境の改善,オートメーション化,予防衛生医学の発展によって軽減し,これらのストレスによる業務上の疾病が起こっても,比較的に因果関係の認定がしやすい.
 一方,社会・心理的ストレスは過密人口社会,情報社会,競争社会等の現代社会において増加の一途をたどっているためその問題性が注目され,ストレスといえば社会・心理的ストレスを意味するようになってきている.しかし,社会・心理ストレスの客観的な尺度評価が十分に把握され得ない上に,その反応が各個人側の条件によって異なり不明確である.すなわち,ストレスが自律神経中枢である視床下部・辺縁系に働いて自律神経内分泌を介して,身体的・精神的反応を起こす場合に,各個人側の素質(体質,性格)が関与するからである.そして各個人側がストレス状況を認識するかどうかによって,ストレスの程度が決定される面もある.

労働者の腰痛問題

著者: 田川宏

ページ範囲:P.95 - P.98

 一生のうちに腰痛を一度も経験しない人はほとんどないといわれるほど,人間と腰痛の関係は深い.したがって労働者に限らず腰痛対策は大きな問題ではあるが,労働に関連して腰痛が論議されることも多く,職種と発生頻度,業務上外の認定問題,予防対策などがしばしば問題になっている.

労働保険審査会の活動

著者: 志賀厳

ページ範囲:P.99 - P.103

■はじめに
 筆者に与えられたテーマは,労働保険審査会の活動ということだが,筆者はこの審査会の委員を拝命してからの日も浅く,当審査会の活動状況を紹介するほどその内容を把握していないので,この方面のことをあまり御存じない方のために,筆者の理解する範囲で,労働保険審査会の実務等について解説することで,その責を果たしたいと思う.

労災保険法のシステム

著者: 慶谷淑夫

ページ範囲:P.104 - P.107

 労災保険は,業務上の事由または通勤による労働者の負傷,疾病,障害または死亡に対して迅速かつ公正な保護をするため,必要な保険給付を行い,合わせて業務上の事由または通勤により負傷し,または疾病にかかった労働者の社会復帰の促進,その労働者及び遺族の援護,適正な労働条件の確保等を図り,もって労働者の福祉の増進に寄与することを目的としている.このために労災保険においては,保険給付事業と労働福祉事業を担っている.
 また,この保険は,政府が管掌し,その会計は,労働保険特別会計法に基づいて特別会計において処理されている.

職業病の認定と補償

著者: 内田勝久

ページ範囲:P.108 - P.112

■歴史的経過
 わが国における労働者災害補償に関する法制は,沿革的には,民事法上の整備をまたず,民事上の損害賠償法の発展という経過をたどらず,取締法規ないし慈恵的政策的立法として始まったといってよい.災害補償法制として形を整えたのは,明治30年代の産業革命期を過ぎる頃からであり,現行制度の前身として体系をもつに至ったのは,昭和に入って労働問題が深刻な様相を呈し,本格的な労働政策が要請される時期に当たっている.その後,現行の労働者災害補償制度が創設されたのは,太平洋戦争後の昭和22年4月,労働基準法と同時に労働者災害補償保険法(以下「労災保険法」という)が公布され,同年9月から施行されるに至ってからである.
 業務上疾病について,法律においての位置づけからみると,一般の業務上の災害と異なり,業務に内在する有害因子を徐々に受けて発症するなど,労使双方に有害因子の認識,または,その有害因子に起因する疾病であることの認識がないため,ともすれば災害補償に関する権利義務の存否が不明確になったり,労災保険給付の請求権の存否に疑問を抱くような事態が生ずるおそれが予測されたりしたため,これらを避けるために労働基準法第75条第2項において業務上疾病の範囲を命令で定める旨を規定し,これをうけて労働基準法施行規則第35条に定めた.

トピックス

窒素酸化物による室内汚染

著者: 石黒彩子 ,   土井まつ子 ,   鳥居新平

ページ範囲:P.113 - P.116

●はじめに
 古くから室内汚染物質としてCO2,COが知られてきた.それ以外の汚染物—NOx,粒子状物質,胞子類,フォルムアルデヒド,アスベスト等が注目されるようになったのは最近のことである.表1に,発生源別の大気汚染物を示した1).特に問題となるのは室外,室内の両方に発生源を持つものである.NO2を例にとれば,諸外国の研究では,冬期には室内の汚染度が室外の3倍以上にも達するという.環境基準を制定して,外気の汚染物質の低減のみをはかっても,それだけで人々の健康を保障することになり得るのか疑問である.有害なタバコを筆頭に,室内を特に汚染する物質について,米国では1970年代初頭からすでに大規模な調査研究が行われているが2),わが国では,まだ今後の課題となっている.

活動レポート

日南町における訪問健康診査—4年間のまとめ

著者: 岩井伸夫 ,   田辺登志美 ,   奥迫静子 ,   梅林千恵 ,   大城等 ,   倉信正

ページ範囲:P.117 - P.120

●はじめに
 昭和58年2月より老人保健法による老人保健事業が,市町村を実施主体として実施されている.「訪問健康診査」は,それらの保健事業のうち,「健康診査」の一環として設定されたものである.
 現在の公衆衛生領域での家庭訪問サービスのうち,訪問看護や訪問指導についてはよく議論,実践されているが,この訪問健康診査についてはあまり議論の対象とはなっていないように思われるし,実際の実施に関してもなじみがうすいように思われる.鳥取県の場合,昭和61年度に訪問健康診査の受診実績報告があったのは,全39市町村のうち9市町村に過ぎなかった.

原著

喫煙習慣と社会心理的要因

著者: 泊惇 ,   柳橋次雄 ,   脇阪一郎 ,   山元郁子 ,   竹迫佳代子 ,   岩崎修子 ,   河野祐子 ,   福永多恵子 ,   八尾聡美

ページ範囲:P.133 - P.139

 喫煙が健康に及ぼす影響に関しては疫学的研究や臨床生理学的な立場から多くの研究報告がなされ,呼吸器系疾患や循環器系疾患の発症のリスク要因として寄与していることが明らかにされてきている1〜3,5〜7).その結果,WHO等を中心とする喫煙による健康障害を軽減させるための喫煙コントロール対策が推進され16,17),その対策が反映された一部としてわが国においては,喫煙人口割合の減少傾向が認められてきている.すなわち,昭和41年においては男性83.7%,女性18.0%であったものが,以来漸減傾向を示し,昭和61年における喫煙人口の割合は男性で62.5%,女性で12.6%にみられるごとく,特に男性の喫煙人口の減少が顕著にみられる11).しかしながら,わが国の死因別死亡率をみたとき,悪性新生物のなかでは近年胃癌の減少に対し肺癌および心疾患の死亡率の増加がみられることは,喫煙の周囲の人々への影響としての受動喫煙2,3,7,18)の健康影響と相まって,喫煙が肺循環系疾患発生のリスク因子として重要な役割を担っていることを示している.
 また,従来からの喫煙の健康影響を直接的に生体影響として言及することに加え,肺循環器疾患発生の予防の一環として喫煙及び禁煙を保健行動の視点8,10,15)からとらえることは,喫煙コントロール対策を検討するうえで有効な手段の一つと思われる.

明日の地方衛生研究所

食品衛生

著者: 片桐進

ページ範囲:P.121 - P.124

◆はじめに
 昭和51年,地方衛生研究所(以下,地研)の強化に関する厚生事務次官通達があってから10年以上経過した.その要綱の地研設置目的には「地方衛生研究所は,公衆衛生の向上を図るため,都道府県または指定都市における衛生行政の科学・技術的中核として,関係行政部局と緊密な連携のもとに,調査・研究,試験検査,研修指導および公衆衛生情報の解析・提供を行うことを目的とする」とうたわれている.この基本理念は今も変わるものではない.
 近年の医学を含む科学技術の進歩および高度経済成長を背景とした国民生活の向上,そして長寿社会への急激な変動は,眼をみはるものがある.それに伴い社会の疾病構造は,コレラ,赤痢等の消化器系急性伝染病の時代から,成人病およびエイズを含む性行為感染症等,その成因および拡大要因が人間のライフスタイルに大きく関係する疾病の時代へと変遷してきている.これからの疾病予防は,各個人のライフスタイルの適正な指導であり,その実践は個人の責任で自ら行わなければならない時代になった.「健康づくり」政策はこの理念に基づくものである.

保健所活動の新しい展開

保健婦活動

著者: 森征子

ページ範囲:P.125 - P.127

 保健所は今後どうあるべきか,保健婦に期待されるものは何か,など保健所活性化をめぐって多くの議論がされてきた.その背景は,わが国の保健医療をとりまく環境が大きく変わったからであると思う.私にはこれらについてさらに論ずるほどの力はないが,今後の保健所活動について,各職種別からの発言をということなので,日頃の保健所での活動から感じるいくつかの点を,自分自身への反省も含めて述べさせていただく.

事例からみる保健相談 老人の問題行動

嫉妬妄想をみつめて

著者: 田中久江

ページ範囲:P.128 - P.129

 ここで報告するのは婦人民生委員から保健所に持ち込まれた事例で,老夫の嫉妬妄想のため別居した妻が,いったんは夫の老人病院への入院を考えたものの先の短さを思い,家で介護を続けようと決心したことから各関係機関がケアネットワークを組み,この老妻の援助を行った過程である.事例は1年3カ月後,老妻に看取られながら家で静かに旅立ったが,これに関わった多くの人たちの胸に"老人の問題行動(ここでは嫉妬妄想)"と呼ばれるものの中に,ひたむきな性—人とのつながりを求める心—があることを残したのである.この事例と共に関わりをもった人たちのその後の活動についても併せて報告したい.

発言あり 老人の独居と同居

老親と共に生きていく中年の課題,他

著者: 岩田敏郎

ページ範囲:P.73 - P.75

 百歳を超えた私の知り合いのおばあさんが,つい最近老人ホームに入った.80歳近い自分の娘に世話になるのが心苦しいという.そのおばあさんに,今年90歳になる私の祖父が手紙を書いた.「その年になって,そのようなところに入れられるなんて,なんてかわいそうなことよ」と.おばあさんは老人ホームでその手紙を披露し,「世の中にはかわいそうなじいさんがおる.雪が2メートル積もる山の中のでっかい家で,洗濯も掃除も御飯炊きも一人でやって,たった一人で暮らしている.それに比べて私は暖かい部屋でいつも食べさせてもらって,みんなと楽しく,娘の手を借りずに生活できる.ありがたいことだ.」とホームの皆に言った.「一体どちらが幸福なのか言ってほしい.」とある人から,先日たずねられた.今もその結論は出ずじまいである.
 「家族との同居」即好ましい老人像,「一人暮らし」即孤老とはいいがたい面も多分にある.

公衆衛生人国記

青森県—青森県における公衆衛生学の先駆者佐々木元俊

著者: 松木明知

ページ範囲:P.130 - P.132

青森県の風土と人
 青森県は江戸時代以前から地理的,政治的,社会的,経済的に県の西半分を占める津軽と東半分の南部に分けられてきた.そのため人情,言語,風習など,すべての面において対照的である.
 明治維新後,それまで津軽藩,南部藩と政治的にも分かれていたのが統一されて,青森県となった.明治以降,つまり近代の青森県の公衆衛生の歴史の中で,本稿に取り上げるべき人物も多士済済である.

衛生施策の動向・都道府県 埼玉県

ヘルシー埼玉21県民運動

著者: 北井暁子

ページ範囲:P.141 - P.141

1.目的
 人生80年時代を迎えた今日,埼玉県民の平均年齢は33.3歳と全国第2位の若さと活力にあふれた県です.
 しかし,21世紀を展望しますと,老年人口は現在の7.2%から2010年には17.7%になることが推計されます.21世紀に向けての大きな課題は,人生80年時代に対応できる社会システムの構築ですが,この長い人生をいかに充実して送れるかは,"健康"が最も大きな鍵を握っているといえましょう.

保健行政スコープ

思春期の母子保健

著者: 関英一

ページ範囲:P.142 - P.143

●はじめに
 思春期は,小児期から成年期への移行期であり,性機能をはじあとする身体面や精神面での発育が急速に進む時期である.児童の健全な育成という観点からすればこの時期は,母子保健対策の成果が総合的に明らかになってくる時期と考えられる一方,健やかな母性という観点からはこの時期は母子保健の出発点として位置づけることができよう.しかしながら,受験や就職を控えてのストレス,性に関する情報の氾濫などがあいまって,思春期の青少年は精神的にも社会的にも不安定な状態におかれており,登校拒否,非行,家庭内暴力といった思春期の青少年の心の問題に起因する社会病理現象が顕在化している.また,思春期女子の妊娠は,思春期保健の最大の問題であると言えよう.10代の妊娠は,衝動的な性行動によることが多いので,望まない妊娠の頻度が高いと言われるし,高校生などが妊娠すると学業が続けられなくなり生活の荒廃を招くこともしばしばである.欧米諸国に比べればわが国では10代の妊娠の数は多くはないと言われるものの,ひとたび妊娠してしまうと社会から疎外されやすく,助けを求める場も少ないため,深刻な問題を投げかけている.表に人口動態統計による10代の出産と優生保護統計による人工妊娠中絶の近年の動向を示した.
 予防から治療,リハビリまでという総合的な保健医療サービスの図式を10代の望まざる妊娠の問題に当てはめて考えてみると,次のような一連のサービスが想起される.

衛生公衆衛生学史こぼれ話

55.気宇壮大な疫学人体実験

著者: 北博正

ページ範囲:P.140 - P.140

 脚気は,戦前は国民病の一つで,特に明治時代には,兵士,学生,職人など,地方から都会に出て来た人々の間に多発した.陸海軍もその薄策に大わらわであったが,病因がはっきりしない当時,全く手がつけられなかった.陸軍は台湾征伐(1874)の際,脚気とマラリア等の熱帯伝染病にしたたかやられ,戦闘不能に陥った.一方,海軍も朝鮮で起こった壬午事変(1882)に金剛,比叡,筑波の3艦が40日にわたり清国の巨艦,定遠,鎮遠と相対峙したが,脚気のため戦闘不能となり,さらにわが国最大の軍艦扶桑を派遣しようとしたが乗員309名中,180名が脚気にやられて使いものにならず,ついに断念する始末であった.
 ここに海軍軍医,高木兼寛(1849〜1920)が登場する.彼ははじめ鹿児島で石神良策,ついで英医ウィリス(William Willis,1837〜1894)に医学を学んだ.ウィリスは幕末の内戦で官軍の軍医として大活躍し,このため日本は医学の範を英国に仰ぐ形勢にあったが,相良知安・岩佐 純のドイツ医学導入案を政府が採用したため,ウィリスの処遇が大問題となったが,西郷隆盛が鹿児島に引きとって医学教育に当たらせたことはよく知られている.高木はウィリスのすすめにより海軍に軍医として入り,英国留学の機会をつかんだ(陸軍軍医森鴎外がドイツ留学の機会をつかんだのとよく似ている).

日本列島

豊科保健所の母と子の食事調査—長野

著者: 藤島弘道

ページ範囲:P.89 - P.89

 長野県では,保健所がそれぞれの地域でニーズに応じた活動を地域ぐるみで展開できるようにと,「ニューライフ健康づくりやまびこ事業を,昭和60年に発足させた.
 各保健所で工夫を凝らしているが,豊科保健所(当時古原和美所長)では,管内のF町・F町教育委員会と協力し,少し変わった角度から,食事調査を行った.

行政担当者からみた療術行為—仙台市

著者: 土屋眞

ページ範囲:P.94 - P.94

さる5月,宮城県療術師協会の昭和63年度の研修会が管内でもたれ,筆者も衛生法規の講義をしてきた.約70名の会員が熱心に耳を傾け,真剣な眼差しでの質疑が続いた.前任地以来,指導取締りの立場にあって,いつももう少し法的裏付けがないものかと思わせられている.(公衆衛生,44,4)

基本情報

公衆衛生

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1170

印刷版ISSN 0368-5187

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