文献詳細
発言あり ライフスタイル
文献概要
医学部を卒業して医師になってから35年になる.最初の6年間は内科の医師で,次の7年間は公衆衛生学教室の助手としてがん予防のための疫学研究に従事した.それから病院勤務8年,残りを公衆衛生行政に従事して一昨年定年で退職した.
臨床,研究,病院管理,行政と職場と仕事の内容が変わり,医学部卒業生としては珍しいことらしく,臨床一本の同級生から冷やかされるほどである.しかし,職場が変わっても身分が変わっても,一つの仕事に従事できたので,私自身は苦労はなかった.私を支えてくれたこのがん登録の仕事は,東北大学の瀬木三雄先生が昭和33年に開始されたものであり,現在も宮城県対がん協会で継続して続けられている,ほぼ30年にわたってこの仕事のお手伝いをさせていただき,現在でも情報の収集,処理のためのコンピュータプログラムの作成,データのチェックを兼ねた入力を担当している.この業務を通じて,病院の診療録管理に問題意識を持ったことが,今日の私の生きがいなのである.
臨床,研究,病院管理,行政と職場と仕事の内容が変わり,医学部卒業生としては珍しいことらしく,臨床一本の同級生から冷やかされるほどである.しかし,職場が変わっても身分が変わっても,一つの仕事に従事できたので,私自身は苦労はなかった.私を支えてくれたこのがん登録の仕事は,東北大学の瀬木三雄先生が昭和33年に開始されたものであり,現在も宮城県対がん協会で継続して続けられている,ほぼ30年にわたってこの仕事のお手伝いをさせていただき,現在でも情報の収集,処理のためのコンピュータプログラムの作成,データのチェックを兼ねた入力を担当している.この業務を通じて,病院の診療録管理に問題意識を持ったことが,今日の私の生きがいなのである.
掲載誌情報