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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生53巻4号

1989年04月発行

文献概要

明日の地方衛生研究所

地域性と生活環境保全

著者: 浜村憲克1

所属機関: 1和歌山市衛生研究所

ページ範囲:P.267 - P.270

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 地域性とは,「東京と地方」,「都市と田舎」,「工場地帯と田園地帯」,「表日本と裏日本」,「北海道と沖縄」等々,地理的なあるいは人文地理的な分類をまず連想する.しかし,公衆衛生上の問題点については,「東京と地方」のような分類は無意味である.人間はもちろん,食品,教育,保健衛生の問題は全国一律であり,それらに関するニュースもまったく同時性がある.
 生活環境保全対策は,中には地理的な特殊性によるものもあるが,本質的には全国共通でなければならない.「快適な生活環境」,「適切な医療」など,地域が異なっても理想は同じ目標に向かっているが,理想に少しでも近づけるための取り組み方は,地域によって,さらに地方衛生研究所(以下地研と略)によって,種々異なっており,それがまた,各地研の仕事を特徴づけることになっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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