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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生53巻6号

1989年06月発行

文献概要

特集 くすりと公衆衛生

大衆薬の利用の実態

著者: 藤井義澄1

所属機関: 1株式会社薬事ニュース社

ページ範囲:P.372 - P.376

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■大衆薬の生産状況
 ―医薬品に占める大衆薬は15%弱 医薬品には医師の使う医薬品―医療用医薬品と,いわゆる大衆薬がある.大衆薬は薬局・薬店を通じて販売される一般用医薬品と,配置用医薬品の2種類に分けられる.配置用医薬品は昔から,富山の置き薬で親しまれた薬で,富山県以外では滋賀県,奈良県,佐賀県などが主な生産県である.
 医薬品は,昭和62年には4兆8,254億円生産されている.このうち,医療用医薬品の生産が4兆1,418億円で,全体の85.8%を占めている.大衆薬は6,838億円で14.2%に過ぎない.昭和62年のわが国の人口は1億2,226万人だから,1人当たりの医薬品生産金額は39,467円である.このうち,大衆薬は5,604円である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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