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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生53巻7号

1989年07月発行

文献概要

公衆衛生人国記

長崎県—原爆被災と離島の保健医療

著者: 竹本泰一郎1

所属機関: 1長崎大学医学部公衆衛生学

ページ範囲:P.490 - P.492

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 長崎県は,五島,壱岐,対馬を初めとする大小様々な島々と長崎,西彼杵,島原などの諸半島からなり,海岸線の長さは北海道に匹敵し県域も極めて広い.海に向かって開かれていることが,西洋医学の門戸としての伝統を創り上げたが,同時に広大な東支那海に点在する,70余の人の住む島々での保健医療をどう確保するかが大きな課題である.
 地理的条件に加えて,長崎市が原子爆弾の被災をこうむり,戦後の公衆衛生が被災後の復興と原爆後障害の保健医療を抜きにしては語れないことが,長崎の特殊性である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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