文献詳細
文献概要
発言あり 家庭内の事故
医療人が研究と行動を,他
著者: 五十嵐正紘1
所属機関: 1北海道厚岸町町立厚岸病院
ページ範囲:P.509 - P.511
文献購入ページに移動乳幼児期の事故死では,家庭内での事故による死亡が交通事故死よりも多い.全年齢を通じてみても,家庭内の事故死は交通事故死の半分近くにのぼる,老人の家庭内事故死も人口の高齢化に応じて増加の傾向にある.同じ事故の中でも,交通事故に比べて家庭内の事故への取り組みが希薄である点は否めない.交通事故や保育所,幼稚園,学校,職場のような公共の場,集団の場での事故対策から,家庭内事故のような私的な場所での事故対策を重視する「視点の転換」も必要である.
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