文献詳細
日本列島
文献概要
昭和50年代より,東南アジア等の汚染地域からの海外渡航者を中心とした,コレラ患者の発生が全国的にみられる状況となっており,岐阜県でも過去数名の海外渡航者から患者の発生もみられているが,昭和63年10月から平成元年6月にわたって,海外渡航未経験者からの発生例が3件みられており,コレラも今や常在伝染病となったかの疑問を感ずる.
昭和63年10月の例は,関市内の70歳代の男性が,10月中旬数日間の下痢症状や嘔吐を訴え,医療機関へ入院し,検便により判明したものであり,その後,家族の小学生1名からも菌が検出されたものである.
昭和63年10月の例は,関市内の70歳代の男性が,10月中旬数日間の下痢症状や嘔吐を訴え,医療機関へ入院し,検便により判明したものであり,その後,家族の小学生1名からも菌が検出されたものである.
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