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特集 ウイルス肝炎の疫学と予防
ウイルス肝炎への公衆衛生活動
著者: 門奈丈之1
所属機関: 1大阪市立大学医学部公衆衛生学
ページ範囲:P.734 - P.737
文献購入ページに移動ウイルス肝炎の起因ウイルスは,ウイルスマーカーにより決定された,A型肝炎ウイルス(HAV)とB型肝炎ウイルス(HBV)ならびに肝臓を標的臓器とするが未確定の,非A非B型肝炎ウイルスに分けられてきた.
しかし,1988年アメリカカイロン社の研究陣により,非A非B型肝炎ウイルスのうち非経口感染型肝炎ウイルスに由来すると考えられる,cDNAの発現産物を抗原とする,いわゆるC型肝炎ウイルス(HCV)抗体検出のassay系が確立され,C型肝炎の診断1)が可能となってきた.
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