文献詳細
特集 ウイルス肝炎の疫学と予防
文献概要
デルタ(D)型肝炎は,イタリアのB型肝炎患者の肝組織中のHBc抗原を研究していたRizzettoが,HBc抗原とは異なるものとして発見し,1977年報告した1).新しく発見された抗原(HD抗原)はHBc抗原と分布は類似するものの,まったく異なるものであった.
その後,この抗原の研究から,B型肝炎ウイルス(HBV)の存在下でのみ感染しうるウイルス,デルタ(D型)肝炎ウイルス(HDV)が発見された2).
その後,この抗原の研究から,B型肝炎ウイルス(HBV)の存在下でのみ感染しうるウイルス,デルタ(D型)肝炎ウイルス(HDV)が発見された2).
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