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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生54巻11号

1990年11月発行

文献概要

特集 ウイルス肝炎の疫学と予防

ウイルス肝炎の疫学—D型肝炎の疫学

著者: 飯野四郎1

所属機関: 1東京大学医学部第1内科学教室

ページ範囲:P.752 - P.754

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 デルタ(D)型肝炎は,イタリアのB型肝炎患者の肝組織中のHBc抗原を研究していたRizzettoが,HBc抗原とは異なるものとして発見し,1977年報告した1).新しく発見された抗原(HD抗原)はHBc抗原と分布は類似するものの,まったく異なるものであった.
 その後,この抗原の研究から,B型肝炎ウイルス(HBV)の存在下でのみ感染しうるウイルス,デルタ(D型)肝炎ウイルス(HDV)が発見された2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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