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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生54巻12号

1990年12月発行

文献概要

特集 臨床疫学

医療現場での臨床疫学

著者: 藤井博之1

所属機関: 1健和会臨床疫学研究所みさと健和団地診療所

ページ範囲:P.836 - P.839

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■はじめに
 1980年代に入って,欧米を中心に臨床疫学が注目されてきた.臨床医が診療の場で駆使する新しい手法として確立されてきた点に,この学問が従来の疫学と異なる意義がある.その意味での「臨床疫学」という用語のルーツは,1966年のPaul,J.R.1)の著作にたどることができよう.これと別に,わが国では,すでに1960年に川上が第一線臨床医の立場から,疫学の方法論に注目していた2)
 我々の臨床疫学研究所もまた,こうした歴史と運動を意識して,第一線医療機関に付属する形で,1984年に設立されたものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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