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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生54巻2号

1990年02月発行

文献概要

特集 歩行と健康

歩行の保健指導—長野県大桑村のゴールデンシュー運動

著者: 田中昭三1

所属機関: 1大桑村公民館

ページ範囲:P.96 - P.98

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■ゴールデンシュー運動の始まり
 昭和50年,51年の大桑村の国民健康保険会計の医療費は,約半分が循環器系にかかわるものだった.また,同年の死亡統計は,脳卒中,心筋梗塞などによる死亡が多く,特に60歳代・70歳代の死亡者が56%を占めていた.
 この予防対策について,昭和52年秋,木曽保健所に相談をもちかけた.当時の木曽保健所長原誠基先生,職員の方々から,歩くことが循環器の疾病予防につながると教えていただき,昭和52年11月に,歩け歩け運動を運動づくり事業の一環として取り入れることを決定,歩き方の講習会,モデルコースの設定,会員募集など,運動の実施に向けて準備に入った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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