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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生54巻3号

1990年03月発行

文献概要

特集 神経疾患対策へのアプローチ

外因性の神経障害—環境汚染および非職業性事故

著者: 井上尚英12 松岡雅人12 今津和彦12

所属機関: 1産業医科大学 2産業生態科学研究所環境中毒学教室

ページ範囲:P.160 - P.163

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■はじめに
 一般に,環境汚染あるいは非職業性の事故により,神経障害を主徴とするか,他の症状とともに神経障害をきたす化学物質は無数にある.
 環境汚染あるいは非職業性の事故によって起こる化学物質の中毒は,多くの場合予期できないとき,予知できないところで発症してくるため,原因物質を究明することはなかなか容易ではないし,一方では適切な治療の時期を逸していることも少なくない.その結果,神経障害が後遺症として残るリスクが大きくなってくる.そういう意味でも,環境汚染による神経障害は大きな社会問題として脚光を浴びてきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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