文献詳細
特集 神経疾患対策へのアプローチ
文献概要
■はじめに
医薬品(薬物)には,その使用に際して期待される治療効果(主作用)以外に,種々の副作用を生じる可能性のあることは周知のことである.この副作用には,薬の性質から予期されるものと,予期されないもの(現在の科学的知識から)とがあり,とくに後者については,その結果被害者自身への重大な影響はもとより,大きい社会問題となった例が少なくない.本稿では,これら薬物の副作用のうち,とくに神経障害性を示す場合について考察する.
医薬品(薬物)には,その使用に際して期待される治療効果(主作用)以外に,種々の副作用を生じる可能性のあることは周知のことである.この副作用には,薬の性質から予期されるものと,予期されないもの(現在の科学的知識から)とがあり,とくに後者については,その結果被害者自身への重大な影響はもとより,大きい社会問題となった例が少なくない.本稿では,これら薬物の副作用のうち,とくに神経障害性を示す場合について考察する.
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