icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生54巻4号

1990年04月発行

文献概要

特集 女性・健康—ニュートレンド

女性の栄養・運動・休養—健康づくり

著者: 苫米地孝之助1

所属機関: 1東京家政大学

ページ範囲:P.235 - P.239

文献購入ページに移動
■はじめに
 栄養・運動・休養が健康づくりの3本柱として大切であることは,すでに多くの人が知識として持っていると思われる.しかし実際にこれをどのように実行しているかとなると話が別になる.我我は毎日の生活に追われ,健康にマイナスになると考えられるものでも,それを行わなければならないことがしばしばあるし,また逆に健康々々と考えるあまり,味気ない生活を送ってもつまらない.したがって知識と実行との問にある程度の落差があることは止むを得ないことかも知れない.しかしいざとなってどちらかを選択しなければならない場合は,こうした知識が必要不可欠となるし,間違った判断をしなくてもすむようになる.
 特に女性の場合は,家族なかんずく子どもの健康のためには十分な知識を持っていることが要求されるし,家族の食事はそれ自体が家族の健康そのものを左右することにもなる.最近,女性が社会に進出し,夫婦が分担して家事を担当するケースも見られるようになったが,まだまだ家族に対する女性の影響は大きいものがある.こうした点を考えると,女性は自分自身はもちろんのこと家族の健康づくりのためにも,正しい知識をぜひ持っていてほしいものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら