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文献概要
特集 女性・健康—ニュートレンド
女性の栄養・運動・休養—健康づくり
著者: 苫米地孝之助1
所属機関: 1東京家政大学
ページ範囲:P.235 - P.239
文献購入ページに移動栄養・運動・休養が健康づくりの3本柱として大切であることは,すでに多くの人が知識として持っていると思われる.しかし実際にこれをどのように実行しているかとなると話が別になる.我我は毎日の生活に追われ,健康にマイナスになると考えられるものでも,それを行わなければならないことがしばしばあるし,また逆に健康々々と考えるあまり,味気ない生活を送ってもつまらない.したがって知識と実行との問にある程度の落差があることは止むを得ないことかも知れない.しかしいざとなってどちらかを選択しなければならない場合は,こうした知識が必要不可欠となるし,間違った判断をしなくてもすむようになる.
特に女性の場合は,家族なかんずく子どもの健康のためには十分な知識を持っていることが要求されるし,家族の食事はそれ自体が家族の健康そのものを左右することにもなる.最近,女性が社会に進出し,夫婦が分担して家事を担当するケースも見られるようになったが,まだまだ家族に対する女性の影響は大きいものがある.こうした点を考えると,女性は自分自身はもちろんのこと家族の健康づくりのためにも,正しい知識をぜひ持っていてほしいものである.
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