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特集 国際化への公衆衛生の対応
日本語学校就学生の結核
著者: 志毛ただ子1
所属機関: 1千代田区神田保健所
ページ範囲:P.298 - P.301
文献購入ページに移動昭和62年の秋,たまたま神田にある日本語学校で結核の集団検診をしたところ,日本の学校検診での発見率の約400倍という高率で患者が見つかった.このことが昭和63年6月の朝日新聞社会面に大きく取り上げられたことをきっかけに,アジア各国からの就学生の結核が問題となった.国際交流の進展にともない,在日外国人は今後ますます増加すると予想され,国内の結核対策上も看過できない.国でも全国規模での検診とその対策に乗り出したが,この問題の口火を切った保健所として現在までの状況を報告する.
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