icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生55巻1号

1991年01月発行

文献概要

発言あり

エイジング

著者: 尾前照雄1 細矢次子2 村瀬敏郎3

所属機関: 1国立循環器病センター 2東京都多摩老人医療センター医療相談室 3日本医師会

ページ範囲:P.1 - P.3

文献購入ページに移動
「エイジングと脳」
 人口の高齢化に伴い,エイジングの問題は医療のみならず,政治・経済の面でも,大きな課題を投げかけている.生物はすべて生まれてから成長し,子孫を次の世代に残し,自らは老いて死滅していく.どの生物にも,寿命には一定の限界がある.
 日本人の平均寿命は,第二次大戦後非常な勢いで延び続け,今や日本は世界で一,二を競う長寿国家になった.医学・医療の進歩がこれに大きく貢献してきたことは当然であるが,広い意味での生活環境の好転も決して見逃がせない.病気を診断し治療するだけでは,この想像を越えた寿命の延長は達成できなかったに違いない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら