icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生55巻12号

1991年12月発行

文献概要

特集 廃棄物処理—公衆衛生の課題

都市づくりと廃棄物処理

著者: 高月紘1

所属機関: 1京都大学環境保全センター

ページ範囲:P.839 - P.842

文献購入ページに移動
◆都市廃棄物
 都市活動に伴って発生する廃棄物は,現在,どのような状態になっているのであろうか? ここでは,比較的,情報が整理されている大都市を中心にその実態を概説する.いわゆる12大都市と呼ばれる政令都市が,1989年に処理・処分を行った一般廃棄物の量は,表のようになっている.
 ここで注目したいのは,各都市が取り扱うごみ量のうち,家庭から排出されるものは,一人1日700〜800g程度であるが,都市内にある事業所などから持ち込まれる分が相当量あるので,結局全体としては一人1日1,300〜1,400gの発生量となっている.最近,とくにこの事業系一般廃棄物の量が急増していることが,大都市のごみ処理事情をひっ迫させている大きな原因となっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら