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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生55巻12号

1991年12月発行

文献概要

特集 廃棄物処理—公衆衛生の課題

大阪府の産業廃棄物対策の現状と課題

著者: 倉内喜由1

所属機関: 1大阪府環境保健部環境局環境整備課

ページ範囲:P.851 - P.853

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◆はじめに
 大阪府域においては,わが国の総面積377,727km2の0.5%のエリアに,総人口の7%に当たる873万人の人口と全国の8%に当たる54万カ所の事業所が集積し,活発で密度の高い都市活動,事業活動が展開されている.これらの活動に伴って排出される産業廃棄物は,昭和62年度では2,207万トンに上っており,10年間で1.5倍に増加している(図1).
 一方,高度に土地利用が行われている府域においては,最終処分場をはじめとした各種の処理施設の設置が極めて困難となっている.
 本稿では,以上述べたような府域の状況を踏まえて行ってきたこれまでの産業廃棄物対策の現状を紹介するとともに,今後の課題を提起したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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