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保健行政スコープ
がん検診の評価をめぐって
著者: 石塚正敏1
所属機関: 1厚生省大臣官房老人保健福祉部老人保健課
ページ範囲:P.218 - P.219
文献購入ページに移動平成4年度からスタートするヘルス事業第3次計画の策定に向け,現在,公衆衛生審議会老人保健部会小委員会でヘルス事業の各項目について検討が加えられている.その中でも焦点となっているがん検診の見直しについては,裏付けとなる科学的知見を同小委員会における検討材料として提供するため,去る1月11日,国立がんセンターにおいて同小委員会主催による「老人保健法とがん検診に関するシンポジウム」が開催された.
このシンポジウムでは,近年増加傾向にあり,対応が急がれている肺がん,乳がん,大腸がんについて最新の知見が紹介された.本稿では,これら三つのがんに対する検診の効果の評価を中心に概要を報告する.
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