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保健所機能の新たな展開—飛躍する保健所
保健所活動の活性化に期待を
著者: 河内孝明1
所属機関: 1広島県海田保健所
ページ範囲:P.275 - P.277
文献購入ページに移動保健所は,疾病予防・健康増進・環境衛生改善など公衆衛生活動の中心的な機関として,時代の要請に応えながら地域住民の健康増進に大きな役割を果たしてきた.しかしながら近代の経済社会は,人口の高齢化・情報化・国際化などにより大きく発展し,個人の価値観の多様化および疾病構造の変化等に見られるように保健環境を著しく変化させた.
こうした中で老人保健法の制定により保健サービスの実施主体が都道府県から市町村へと移行され,新たな精神保健対策,長寿社会の健康対策など,各種対人保健サービスの充実強化が求められている.一方,厚生省の地域保健将来構想検討会から,平成元年6月に地域保健の将来構想が提言された.広島県では広島県保健所長会が中心となり,昭和61年から2年間にわたり「保健所のあり方」を検討した経緯がある.これらを基に当保健所の状況なり課題について考察し,当海田保健所の活性化につなげたいと考えている.
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